修理後、お客様に安心して車に乗っていただけるように、車両を板金・ 修理をするにあたりまして、当社は様々な設備(工具)を保有しております。また、目の前の損傷箇所だけでなく、中を開けてみて、フレームにダメージがいっていないか等チェックする項目も多々ございまして、なかなか板金は奥が深いです。表面的な修理で満足するのではなく、お客様が修理後も安心して乗っていただけるように、当社は常日頃から板金技術を磨いておりますv(^_^)v
1.そもそも板金とはどんな作業?
板金とは、主に事故や衝撃もしくは老朽化からくる、変形してしまった車のボディーを修理する事を指します。 板金は程度に分けて主に3つの作業に分類されるます。
1、外板作業
2、フレーム修正(内板骨格修正・ボディー修正)
3、取替作業
この様に3つに分類したのは、当社は最初破損状況を見て、どの板金作業が最善かを冷静に判断し、お客様に現状をご説明して、いくつかの修理パターンをご提示致します、その際に3つの作業に分類していきます。
具体的には以下の様な作業になります。
1.外板作業
外板作業とは、文字通り、衝撃の程度が比較的軽くお蔭で、内側の中の骨格(フレーム)に衝撃が
届いていない為、 外に付いているパネルだけを内側から叩く等の作業で元通りにしていく板金修理です。
皆様がいちばん「板金」と言われてイメージが湧く作業と思います。
2.フレーム修正
フレーム修正は、主に事故等での衝撃等が比較的激しく車の骨格(フレーム)にまで影響して、歪み等が発生してしまった場合に、そのフレームを限りなく元通り、もしくは通常走行で事故なく自走できる状態に修理することを指します。
3.取替作業
取替作業は、パーツの破損が激しなってしまった為、外板・フレーム修正で仮に元通りに戻せたとしても、新品または中古部品に換える より圧倒的にコストがかかってしまったり、或いは修理工程の中で金属の強度が極度に劣化する可能性があり、板金修理後の安全性に根本的に 問題がある場合は、損傷部分のパネルごと交換する場合の修理を指します。
2.板金作業に使用する機材、工具について
一般的に板金作業というと、ハンマーなどで壊れてへこんだ場所を裏から叩き出すのが板金作業と思っているかと思われます。
実際の板金作業は、さらに複雑な要求にも応えられるように、日夜技術がどんどん進化しています。
お客様から見てとても壊れすぎいて、一筋縄では直りそうも無い車が壊れた以前の様に直っていくのをご覧になると皆様本当に驚かれます。
それは、当社長倉鈑金工業所創業以来で積み重ねたノウハウと、それを現実にできる機材や工具の技術的進化を積極的に取り入れて知識・機材面からもお客様への要望に応えられる体制を整えているからです。
此処は当社が使用する機材、工具の一部をご説明致します。
1.溶接機
溶接したい部品同士に電気を流して、その抵抗熱で金属を溶かして接合する機械です。
この機械は電気抵抗を使った溶接なので、鉄板はもちろんの事、電気を通しにくいアルミ材の接合も 可能です。
2.修正機
修正機とは、車体を固定して、損傷個所を引っ張ったり出来るようにする大型の機械です。
この装置のお蔭で、フレーム修正等の大掛かりな修理は格段に楽にできるようになります。
3.その他
他にも、写真には出ていませんが、細かい凹凸面を補修するパテ、細かい削り作業をするヤスリや、単純なパネル裏からの叩き出しに使用する工具など、 それぞれの車の破損の具合によって様々な工具を使い分けて、お客様のお車を元通りにしています。